乳鉢(大)は、日本画で使う胡粉(ごふん)や水干絵具をすりつぶすための鉢です。
白色の陶磁製の鉢なので、しっかりとすりつぶすことができます。
ある程度の重みがあるので、すりつぶすときにも安定します。
胡粉や水干絵具は、ある程度は細かくなっていますが、塊なのでそのまま膠と練ることはできません。
そのため、事前に乳鉢で細かくすりつぶす必要があります。
また、胡粉の場合は乳鉢の中ですった後、膠で練ったり、あく抜きをする際にも使います。
水干絵具などが乳鉢にこびりついて取れない場合は、お湯を注いでふやかすと取れやすくなります。
乳鉢の直径:約15cm
乳棒の長さ:約16cm
日本製