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奈良の一刀彫雛人形

奈良の一刀彫雛人形について

 奈良一刀彫が始まったのは、保延年間...つまり約850年ほど前のことで、雛遊びが始まったという説があるのが遠く2000年ほど前の崇神天皇の頃。はっきり文献にみえるのでも1300年ほど前の承平年間ですから、雛遊びのほうが古い歴史をもっております。  

 一刀彫は、元来が藤原氏が「氏神」として祭った奈良春日大社の若宮の祭礼用の飾り物ですので、今のような 雛人形を作るようになったのは江戸末期からと推察されます。  

 雛人形ができた当初のものは、単に男と女の姿を紙で作ったものであり、遊びとしても必ずしも女子のみの遊 びではなく、男子も弄んだことが「御産部類記」にあります。  

 また、3月3日の上巳(じょうし)の節に限って雛を飾るようになったのは、上巳の祓(はらい)の人形と混同したものであろうと「古今要覧稿」は記しております。江戸時代以後は公武上下を問わず上巳を祝う女の節句として盛んに行われ、特に170年ほど前の享和年間に江戸の住人原舟月俗に内裏雛といって男は束帯、女は十二単衣を着せて雲上を模すようになり、またこれに付随して三人官女、五人囃子などいろいろな人形も飾るようになって今の雛人形の型式が確立されたのであります。

奈良の一刀彫雛人形 段揃雛

神泉・作、奈良の一刀彫段飾雛(小)の画像
神泉・作、奈良の一刀彫段飾雛(小)/写真は昨年のモデルとなります。

【 内訳 】
 

男雛・女雛・三人官女・五人囃子・隋臣(ずいじん・ずいしん)・三使丁(仕丁・じちょう)
雪洞(ぼんぼり)が一対・菱餅が一対・桜・橘・台のセットとなります。

三人官女は、銚子(ちょうし)、三宝、長柄(ながえ)で構成されています。
五人囃子は、太鼓、大鼓(おおかわ)、小鼓(こかわ)、笛、謡(うたい)で構成されています。
隋臣は、左大臣、右大臣で構成されています。

 

神泉・作、奈良の一刀彫段飾雛(小)の商品ページはこちら

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奈良の一刀彫雛人形 立雛

一刀彫雛人形立雛(3号)
 


奈良の一刀彫雛人形 内裏雛

一刀彫雛人形内裏雛
 

専用の台が付属し、小さいながらも存在感のある一刀彫の内裏雛です。
内裏雛の台は、人形を収納するための箱にもなります。 やや控えめな彩色が、内裏雛の気品のある顔立ちを引き立てます。
 

一刀彫雛人形内裏雛の商品ページはこちら

雛人形の取り扱い・豆知識

【 男雛と女雛の向き 】

 古来は左(向かって右側)が上座であったため、雛人形もそれに準じて男雛が向かって右、女雛が向かって左に
飾られました。ところが、大正天皇の即位の礼の際に、西洋式の立ち方を取り入れて天皇陛下が向かって左、皇后
陛下が向かって右、というようにそれまでとは逆の立ち方をされました。

 この立ち方が雛人形の飾り方にも取り入れられ、現在よく見るような並び方になったとされています。
ただし、京都では現在でも古来どおり、向かって右側に男雛を立たせることが多いようです。

このような歴史的変遷や地域による違いなどもあり、どちら側に立たせても間違いではありません。
 

【 雛人形の出し方 】

 暦の上では節分までが冬ですので、立春または節分以降で日がよく、よく晴れた日に出すのが一般的です。
また、二十四節気のひとつである雨水(うすい、2月19日頃)に雛人形を出すと良縁に恵まれるとも言われています。
 

【 雛人形のしまい方 】

 俗に「雛人形をしまうのが遅くなると、婚期が遅くなる」と言われていますが、実際にはきちんと物をしまうことの
大切さを教えるしつけの意味合いがあったようです。
一方で、啓蟄(けいちつ、3月5日頃)にしまうのが正式であるともされており、この日にしまうことができない場合は
人形を後ろ向き(顔が奥、背中が手前)に置き直すことで、しまったと同様の意味になるとされています。

難しくこだわられない方は、よく晴れた日にしまってください。
なお、出す場合もしまう場合も、女の子がお母さんやお祖母さんと一緒に行うのが古来よりの慣わしとなっており、
これを一緒にすることで雛人形やさまざまな物を大切にする心を育んでいただきたいものです。
 

【 その他 】

 雛人形は女の子一人につき一つとされていますので、2人目以降の女のお子様には別の雛人形を用意してあげ
てください。雛人形には厄除けの役割もありますので、処分される場合は人形供養を行うことをお勧めします。